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NEJE Master2 ホーミング

(2021.1.31 作成)

 NEJE Master2を使用してLaserGRBLを使用した場合、ホーミング動作が使用できませんでした。今まではそういうものかと思っていたのですが、 "neje_grbl_uploader"を使用してFWを書き換えようとした際にソフト上のリンクからホーミングについての文書にたどり着くことができました。

 ちなみにホーミングとはいわゆる原点復帰ですね。電源入れた後に実施すると再現よく加工できるようになりますし、ソフトが対応していれば加工範囲を超えた加工をしようとするとエラーを出してくれる場合があります

 さてこのホーミングについて、この文書によると基板バージョンが10以下のものは本来ホーミング動作ができないですが、1~9のバージョンのものでも改造すればホーミングが可能になるとのことでした。

 ということで早速改造してみましたのでその紹介をしたいと思います。

基板バージョンの確認方法

 まず基板のバージョンですが、図の赤枠で囲ったところ(左下)に印刷されています。この番号が1~9の場合は以下の改造を施すことでホーミング動作ができるようになります。

改造場所

 改造する場所は上記文書の通りです。ホーミング動作への改造は右の2か所のジャンパ線をはんだ付けするだけで機能するようになるようです。

 さらに追加で電源部分に47uF以上のコンデンサを追加することが推奨されています。電源のリップル対策ですかね?つけておいて損はないと思いますので、コンデンサをお持ちならついでに取り付けておいた方が良いと思います。

改造

 さてここからは実際に管理人が行った改造の紹介です。まず、ネジを外して基板のバージョンを確認しました。私の場合はバージョン"6"でしたので改造対象の基板ですね。

 ランドも大きく、はんだ付け自体は簡単なのですが、裏面側に背の高い部品が乗っているので基板をうまく保持しないと作業を行うのが難しいかもしれません。

 エィエィ!とはんだ付けしたのが写真のものです。コンデンサですが、写真の様に基板の外に出るようにケーブルで伸ばさないと様々なものに干渉するので引き出すことは必須です。

 ちなみに基板の固定ですが、管理人の場合は今回に限らず万力で基板を固定しています。これだと重量があるためしっかり固定でき、かつ部品高さにもあまり影響されないのでこの方法はおすすめです。


 さて基板の回収が終われば実際に組み込みです。今回はホットメルトで写真の位置に固定しました。

 ここの場所以外だと何かに干渉しますし、かといって遠くまで線を伸ばしてしまうとそもそもの意味をなさないのでこの位置が良いと思います。

 さて、こんな感じで改造してみました。もちろんLaserGRBLを使用して期待通りホーミング動作が行えることが確認できました。

 こういった改修方法をメーカーが出してくれているのってとても珍しいですがとても良いと思います。他のメーカーにも見習ってほしいところです。

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 気が付けばNEJE2も2Sになって30Wと40Wが販売されてたんですね。私はもう買わないですが。。。