(2019.12.21 作成)
さてNEJE Master 20Wを中国から購入すると右の写真の様に箱がぼこぼこの状態で送られてきます。
しかし内部は梱包材でしっかり守られており、特に問題はありませんでした。この開梱作業についてはブログに多少細かく紹介していますので、参考にしてください。
このあたりまではNEJEに対してかなり好印象でした。
さて組み立てですが、真ん中のX軸方向のレールと左のY軸方向のレールを組み合わせてネジ締めするだけです。必要な工具などはすべて同梱されているので、何も準備せずとも始めることができます。
手順についてはこちらのWikiページに写真付きで詳細な説明があるので悩むことは少ないかと思います。
X, Yレールの接合部ですが、ネジ穴が非対称になっているため一方向しか嵌りません。また一つのネジ穴が長穴になっており、メカ設計としては好感が持てます。
レーザーを取り付けるマウント部ですが3段階で高さが調整できるようになっています。ただし一番下に装着するとネジ頭がレールと干渉し動きませんでした。また中段にレーザーを接続すると10mmぐらいの厚さのターゲットに加工しようとすると距離が近すぎて焦点を合わせられませんでした。
このため一番上に装着するのが最も良いと思います。
さて組み立てといってもこれだけです。本当にあっという間に組み立てが終わりました。
基本的なメカ設計はしっかりしているという印象があります。さて組み立てに関して少し気になった点を下にまとめてみます。
右図のような板状の部品が複数個所で使用されています。写真を見た感じではアルミかなと思っていたのですが全てプラスチック板でした。ちょっと安っぽいなぁ~と思います。
コネクタの頭と干渉して制御基板のカバーが曲がっています。制御基板はいくつかバージョンがあるようなので、基本設計を行ったエンジニアと違うエンジニアが設計したのかな?と思います。あまりにも初歩的な設計ミスですね。
ねじを締める部分はXYレールの接合部4か所しかないのですが、CNCの組み立てを行った経験からネジにゆるみ防止剤を塗布しました。
可動部はネジが緩みやすいうえ、一度緩むと締めなおすのが面倒です。このゆるみ防止剤ですが価格も安くお勧めです。
組み立てについては以上のようにとても簡単に済みます。CNCのように組み立てだけで何時間もかかるということはなく、初心者向けだと思います。