RTC (Real Time Clock)

(2015.9.23 作成)

 RTCとは実時間を管理する時計/カレンダー機能です。Wikipediaの説明が分かりやすいと思います。

 C言語には"time.h"ヘッダで時刻を扱う関数群が定義されているので、ここで紹介するクラスではtime.hの内容をなるべく使うように作成しています。

 またChaN氏の作成されたFATファイルシステム:FatFs用に時間を返す関数get_fattime関数も保有しています。

 

 STM32はRTCペリフェラルが搭載されているので、何も準備しなくても使用することが出来ます。一方Arduino UNOはRTCを内部に持たないため別途RTCチップを準備する必要があります。

 

関数一覧

time_t型を tm構造体に変換する

プロトタイプ struct tm* localtime(const time_t *timer )const

tm構造体をtime_t型に変換する

プロトタイプ time_t mktime( struct tm *timep )const
現在時刻を設定する
プロトタイプ void settime(const struct tm &t)

現在時刻を取得する

プロトタイプ void time(struct tm &t)const
戻り値

なし

引数

tm構造体。この構造体の中身が書き換えられる。

備考

現在時刻を取得する

プロトタイプ time_t time( time_t *timer )const
戻り値

現在時刻

引数

現在時刻。この値が書き換えられる。

備考 引数と戻り値には同じ値が設定されます
FatFs形式で時刻を返す
プロトタイプ uint32_t get_fattime(void)const