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フラックス除去

(2019.9.5 作成)

 基板にはんだ付けをしているとフラックスが溜ってしまい、見た目があまり芳しくはありません。特にはんだ付けを失敗して何度もやり直しているとそのうちぐちゃぐちゃになってきてしまいます。

 エタノールで簡単に除去できれば良いのですが、エタノールでは残念ながら除去することはできません。そこで世の中には下のようなフラックスクリーナーという便利なものが販売されています。

 幾つかある中でサンハヤトさんのフラックスクリーナーの使い勝手が良いとどこかのサイトで見かけた気がします。

 多くの人の場合は素直にこれらフラックスクリーナーを購入すればよいと思うのですが、安物買いの銭失いを趣味としている管理人の場合300円台で購入できるフラックスを除去するために1000円を支払うのはちょっと納得いきません。

 そこでいろいろなサイトを見ているとどうやらパーツクリーナーというもので代用できるということが分かりました。

パーツクリーナー選び

 私は知らなかったのですが、パーツクリーナーというのは自動車整備で多く使われるもののようで安くは300円ぐらいから購入が可能です。

 いざ探してみると色々な種類があり、どれが良いのか迷うのですが、今回はKURE 遅乾性パーツクリーナーを選んでみました。これは速乾性のものは噴射圧が強いらしく、電子工作には向かないだろうと判断したことと、遅乾性だとスプレーしたあとゴシゴシ洗えるかな?と思ったためです。

 また物によってはプラスチックを溶かしてしまうようなので、その点も少し気にして選びました。


パーツクリーナーでのフラックス除去結果

 早速ですが左の写真が洗浄前後の比較になります。(クリックで拡大します)

 スプレーしてもすぐに乾かないので、スプレーでびしょびしょになった後歯ブラシでゴシゴシ磨いてみました。最後にキッチンペーパーで拭いたので糸くずが少し残っていますが、フラックスはずいぶん除去できたと思います。

 下の写真はマイクロSDカードのソケットの端子部分です。接点のことなど気にせずにスプレーをかけてみましたが、結果的には特に問題もなくSDカードの読み書きができています。基板のシルクも溶けていませんし、プラスチック類も溶けておらず、全く問題なく使用できる印象です。

 

 フラックスクリーナーを使用したこともありますが、使用感としては「値段を考えればこれでいいんじゃないか?」です。個人で使うにはこれでいいと思います。他にも使えますしね。

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