(2023.6.3 作成)
このページでは右の写真のはんだごてQuecoo T12-956を紹介したいと思います。
このはんだごてはHakkoのこて先 T12シリーズの互換品を使用するはんだステーションになります。
Aliexpressで調べたり、Amazonで調べたりするとQuickoだったり、Quecooだったり、KSGERだったりと様々なメーカー名で似たようなものが売られています。しかも型番も956だけでなく942, 952, 959など様々な型番があります。正直何が違うのかさっぱりわかりません。
型番はディスプレイの違いかな?T12-959はOLEDディスプレイみたいです。管理人はAliexpressでセールをしていたのでこれを買いました。
これまではgootのはんだごてPX-201を使用していました。このはんだごてには何の不満もなく、とても素晴らしい商品だと思います。
しかしこのこてを使い続けて10年近く、ついに壊れてしまいました。ヒーターの断線だろうと思い、ヒーターだけ買い換えようかと思ったのですが、交換にはんだごてが必要だということがわかりました。はんだごての修理にはんだごてが必要とか意味わからなくない?バカなの?
ということではんだごてを新調することにしました
怪しげな中華はんだごてと違い仕事では本物のHAKKO FX-951を使用していますので、これまで使用していたPX-201とともに比較しながら中華T12はんだステーションを紹介してみたいと思います。
まずステーション本体ですが写真で見てわかる通り、かっこよいです。アルミの押し出し材を使っているので質感はとても素敵です。
当然のように取説は入っていませんでしたが、Webで検索するとすぐに見つかります。ダイヤルを長押しするとセッティングモードに入れます。
温度はなかなか設定温度で一定しないです。表示上はかなりふらふらしています。使用上は問題なさそうなので私は気にしませんが、気になる方はHAKKOのしっかりした物を買われた方がよいかと思います。
また、しばらくこてが動かないとスリープモードに入るのですが、この時のピッっていうビープ音がかなりうるさいです。夜に使用していると家族に迷惑がかかるぐらいの音量です。かといってビープ音をOffにするとランドを温めている途中でスリープに入ったりするので、ビープ音が消せないです。いっそのことスリープ機能をOffにした方がいいかもしれません。
この点、HAKKOのFX-951はこて台にセンサーがついており、こてを収納すると温度が少し下がるのですが、この機能は素晴らしいですね。
ハンドル部分ですが、左のアフィリリンクのようにいくつかの種類の中から選択することができます。私はこの中でM8 Blackというのものを選択しました。
PX-201はハンドル=本体なので大きく、またケーブルが太くて使いにくかったのですが、ステーションタイプにすることでとても小さく、取り回しがよくなりました。
なぜこのハンドルを選んだかですが、こて先が熱くても引き抜くだけなのですぐにこて先交換ができるからです。一体型のPX-201は完全に冷えないとこて先交換ができなかったでこの機能はぜひ欲しかったです。
一方のFX-951は熱いままでも交換できるのですが、なぜか握る部分の黄色いスリーブごと一度外さなければいけない仕様です。面倒ですし、なによりこの黄色いスリーブのせいでよく接触不良になっていました。
購入したM8はこて先が熱い状態でもすぐに交換できるのでおすすめです。ただしM8は握るところがシリコン樹脂、中ごろの銀色の輪の部分が金属なのですがこの部分ははんだ付けしていると熱くなります。ここはイマイチでした。新たに購入される場合は全てが樹脂になっている方をおすすめします。M8の方がかっこいいんですけどね。。。
ところでハンドルは後ろ半分がねじ式になっていて簡単に外せます。外すと線がストレートにはんだ付けされているだけです。これだと簡単に壊れそうだと思っています。
また根元にはハンドルの動きを検知する水銀?が封入されたセンサがついています。
いかがでしょうか?ビープ音がうるさい、ハンドルが熱くなる、知らない間にスリープになるなど不満な点はいくつかありますが、まぁ問題なく使えています。
ハンドルが小さくなり、こて先を気軽に交換できるメリットもあるのでPX-201と買えてよかったかと言われると微妙なところです。
一方でFX-951にはさすがに敵わないですね。しかし値段差も大きいので、これは当然の結果かなと思います。