(2014.12.8 作成)
STマイクロエレクトロニクス社製のマイコンボードNucleoシリーズです。STマイクロさんは他にもDiscoveryシリーズを出されていますが、このNucleoシリーズはよりホビーユーザーやメイカーズを意識したものになっています。
Nucleoの特徴として
があげられます。特にmbedに対応したことで使用者の裾野が広がり、今後大きく発展する可能性があると思います。
このmbedとしてのNucleoの紹介は他に素晴らしいウエブサイトがあると思いますので、ここではNucleoをmbedとしてではなく安価なマイコンボードとして使用するための方法を紹介したいと思います。
さらにNucleoの発売とほぼ時を同じくしてSTマイクロさんはCubeというライブラリ群を発表されており、従来の標準ライブラリ(Standard peripheral library)を捨ててこちらに移行するように促しています。またこのCubeにはCubeMXというGUI付きのCコード作成補助ツールが含まれており、これを利用することで簡単にコーディングを行うことが出来るとされています。
しかし現時点('2014.12)ではCubeMXはフリーの開発環境に対応しておらず、有償の統合開発環境にしか対応していません。またCubeMXによるコードはCによる出力のため、モジュール化が行いにくく、管理人の方針と異なります。
そこでここではCubeMXをフリーの開発環境で利用する方法を紹介すると共にCubeMXを使用せずC++環境でCubeを利用する方法を紹介したいと思います。
またフリーの開発環境としてこちらのページでCoIDEを紹介していますが、別の開発環境としてEm::Blocksも紹介したいと思います。ただし現時点('2014.12)時点ではどちらもCube環境に対応しておらず、少し手間のかかる方法となっています。
ちなみにここで紹介している方法と同様の方法でCoIDEでも動作をさせることが出来ます。
詳しくは各ページをご覧ください。