STM32 Nucleo F401RE

(2014.12.8 作成)

 STマイクロエレクトロニクス社製のマイコンボードNucleoシリーズです。STマイクロさんは他にもDiscoveryシリーズを出されていますが、このNucleoシリーズはよりホビーユーザーやメイカーズを意識したものになっています。

 

Nucleoの特徴として

  • mbedに対応しており、簡単に使用することができる。
  • Arduino互換ピンを持っているので、Arduinoの多彩なシールドを使用することができる。
  • 多くのマイコンを用意しており、ここで紹介しているF401以外にもF030など2014年12月時点で10種類から選べる。

があげられます。特にmbedに対応したことで使用者の裾野が広がり、今後大きく発展する可能性があると思います。

 

 このmbedとしてのNucleoの紹介は他に素晴らしいウエブサイトがあると思いますので、ここではNucleoをmbedとしてではなく安価なマイコンボードとして使用するための方法を紹介したいと思います。


 さらにNucleoの発売とほぼ時を同じくしてSTマイクロさんはCubeというライブラリ群を発表されており、従来の標準ライブラリ(Standard peripheral library)を捨ててこちらに移行するように促しています。またこのCubeにはCubeMXというGUI付きのCコード作成補助ツールが含まれており、これを利用することで簡単にコーディングを行うことが出来るとされています。

 

 しかし現時点('2014.12)ではCubeMXはフリーの開発環境に対応しておらず、有償の統合開発環境にしか対応していません。またCubeMXによるコードはCによる出力のため、モジュール化が行いにくく、管理人の方針と異なります。

 そこでここではCubeMXをフリーの開発環境で利用する方法を紹介すると共にCubeMXを使用せずC++環境でCubeを利用する方法を紹介したいと思います。

 またフリーの開発環境としてこちらのページCoIDEを紹介していますが、別の開発環境としてEm::Blocksも紹介したいと思います。ただし現時点('2014.12)時点ではどちらもCube環境に対応しておらず、少し手間のかかる方法となっています。

 ちなみにここで紹介している方法と同様の方法でCoIDEでも動作をさせることが出来ます。

 

 詳しくは各ページをご覧ください。