(2017.10.4 作成)
このページでは写真のように4桁の実数値を表示するモジュールについて紹介したいと思います。
時計表示タイプについてはこちらで紹介していますが、コントロールICとセットにで販売されています。
一方、数値表示タイプについては安価で使いやすいモジュールとしては記事執筆時点では余り多くは販売されていません。
そこで、ここではLEDモジュールとコントロールICを別々に購入し、動かす方法について紹介してみたいと思います。
別々に購入するといっても大した部材があるわけではありません。ここで使用する部材の一覧とその単価は以下の通りでした。
コントロールIC(TM1637) | \21 |
LED表示モジュール (コモンアノード) | \32 |
SOP → DIP変換基板 | \11 |
ユニバーサル基板 | \17 |
RCいくつか | \少々 |
すべて合わせても100円以下です。
ただすべて1個単位では購入出来ていませんが。。
回路図というほど大層なものではありませんが、結線等を下に示します。
疑似I2C接続ですので、SCL, SDA用のプルアップ抵抗2個とノイズフィルタ用のコンデンサーいくつかだけのシンプルな構成です。
線が複雑に入り組んでいるように見えますが、LEDのA端子から順にTM1637のKS1以降に接続しているだけなので難しいものではありません。
上の回路図を見ながらシンプルにはんだ付けするだけです。ICも端子間隔が1.27mmと広いので老眼の管理人でも普通にはんだ付けできました。
裏側は恥ずかしくて見せられるものではありませんが、線の数は多いのでエナメル線(UEV)を使用しています。
基本的にはこちらでダウンロードしていただけるライブラリを使用することで4桁までの任意の実数値を表示することができます。
サンプルプログラムもこちらに置いてありますので、見ていただければと思います。
ただ時刻表示用モジュールではありませんので小数点を点滅させる機能はプログラムとしては実装していません。
数値の四捨五入についてはsprintfを用いて桁表示をさせれば簡単だったのかもしれませんが、非力なマイコンでも動くように自力で行っています。
購入こそ面倒ですが、配線やはんだ付けもそんなに難しくないです。組み立て後一発で動きました。下手にモジュールを買うよりバラバラで買ってみるのもいいかもしれません。