(2017.5.13 Created)
(2018.7.11 Update)
ここで管理人が購入した各指紋センサの違いについて書いておきます。それぞれコマンド体系はほぼ同じ仕様なのでこのページで公開しているソフトはどのモジュールでも同様に使用することができます。
ただ微妙にそれぞれ違っている点もあるので、詳しくはそれぞれの仕様書を参照してください。
ZFM-60 (ZhianTec)
R307 (GROW)
R302 (GROW)
私が最初に購入した指紋センサです。Aliexpressで購入した際はZFM-60という名称で販売されていたのですが、現在('18.7.11)ではFZ1035G、ZFM-70、FPM10AやAS608など様々な名前で販売されているようです。また型名の表示なしで販売されているものも多いです。
いくつか仕様書を見るかぎりはこちらのソフトで動きそうですが、どうでしょう?こうも正体が不確かだと今は手を出しずらいのではないかと思います。
上記のZFM-60に続いて購入したのですが、GROW社のR30xシリーズの中の一つです。LEDは青色になります。上述のモジュールと違って長く販売されており、型名と仕様書が一致してそうです。その点安心して購入できるかと思います。
モジュール自体はおそらくどこかのリファレンスデザインをそのまま作っているのかZFM-60などとコマンド体系は同じになります。ただしZFM-60では使えたコマンドの一部(マニュアルでのLED点灯/消灯、指紋の自動登録)などが使えません。
ZFM-60を購入する際にLEDが緑色になったことで高効率になったという記載をどこかで見た気がするので、もしかしたら古いデザインなのかもしれません。なんとなくFPM10Aがリファレンスモデルで、ZFM-20/R305/R307がそれを最初に量産したもの、ZFM-60が最新という気がするのですがよくわかりません。
ZFM-60やR307と違って静電容量式のセンサを用いたものです。このページのトップを見ていただくと分かると思いますが、ずいぶん小さいです。
また、上記R307と同じ安心?のGROW社の製品なので一応仕様書をダウンロードして見ることができます。ただこの仕様書ですが、リファレンスデザインのものをそのままコピーしているだけなのか、必要な情報がいくつか欠損しています。
そのため実際に使用するにはR302の仕様書を見ているだけでは使えないのでは?と思います。管理人の場合はZFM-60を最初に触ったから使えたようなものの、最初にR302だったら使いこなせなかったかもしれません。こちらのページで公開しているソースコードですべてのコマンド+アルファ動きますので、使用される方は内容をご確認いただいた方がよいかと思います。
また実際に使用するにあたり管理人が少し引っかかった点をここで共有しておこうと思います。
キャラクタバッファの内容をPCに転送するコマンドです。本来はバッファサイズの496byteが転送されてほしいのですが、実際は1536byte転送されます。PCとのデータの転送は最初の496byteだけを考えて、残りのバイトは無視することで問題なく使えると思います。
画像サイズは192*192pixelなのでそのサイズ転送されてきそうですが、実際は右写真のように周囲に枠のついた256*288pixelのデータが転送されてきます。仕様書には一切そんなこと書かれていません。