(2019.4.25 作成)
(2019.6.30 更新)
(2019.7.16 更新)
熱電対を使用して温度を計測しようと思いAliexpressで探すと右の写真のようなモジュールが見つかります。1個100円~200円ぐらいで販売されているので気軽に購入することができます。
このモジュールにはMaxim Integrated社のMAX6675が使用されたバージョンと同社のMAX31855が使用されたバージョンの2種類があります。まずはこの両者の違いを見てみましょう。
どうやらMAX31855はMAX6675の後継のようなので、MAX31855を購入していれば間違いがないと思いますが、一応現時点で両方とも販売されているので比較しておきます。
MAX6675 | MAX31855 | |
温度分解能 | 0.25℃ | 0.25℃ |
測定温度範囲 | 0 ~ 1024℃ | -270 ~ 1800℃ |
エラー検出 | オープン | オープン、ショート |
出力 | 接点温度 | 接点温度、基準点温度 |
管理人は最初何も考えずに少し安いMAX6675を購入したのですが、その後MAX31855を買いなおしています。このためそれぞれの紹介ページを作成しました。ご興味があれば見てみてください(MAX6675、MAX31855)
使用する熱電対は安価に販売されている左のような熱電対で問題ありません。Aliexpressで購入すれば基板と熱電対を合わせて500円もあればおつりが来ます。
複数のセンサーを同時に使用する場合は1本の熱電対を半分で切って使用することもできます。本来は接点を溶接するのですがはんだ付けでも問題なく動作します。
ちなみに温度計測は熱電対を使う以外にも非接触の赤外線温度計という手段もあります。こちらで安価な中華非接触温度計を紹介していますので、興味があれば見てやってください。