キャラクタ液晶 - 使用法(コントロール編)

(2014.4.29 作成)

 キャラクタ液晶の使用法(接続編)に引き続きコントロール方法を解説します。

データ転送方法

通常のデータ転送方法ですが、

RSピン (レジスタセレクタピン)でこれから設定するD4~D7ピンがコマンドかデータかを指定し、Eピン(イネーブルピン)の立下りで取り込みが実行されます。

 ここで言うコマンドとはカーソル位置の指定や画面の消去指示などです。

 これを具体的に書くと

  1. 送るデータがコマンドなら0、データなら1をRSピンに設定
  2. 送るデータの上位4ビットをD4~D7へ設定
  3. Eピンを1から0
  4. 送るデータの下位4ビットをD4~D7へ設定
  5. Eピンを再び1から0

になります。

初期化

電源投入後直ちに4ビットモードへ設定します。この際、初期が4ビット・8ビットのどちらに設定されているか不明なため、一旦8ビットモードへ設定します。

 具体的には

  1. 電源投入後15ms待つ
  2. 8bitモード D4~D7 = 0b1100
  3. 4.1ms wait
  4. 8bitモード D4~D7 = 0b1100
  5. 100us wait
  6. 8bitモード D4~D7 = 0b1100
  7. 40us wait
  8. 4bitモード D4~D7 = 0b0100
  9. 表示クリア、カーソルを原点に移動など初期化

になります。

文字の表示

データの表示はRSピンを1にして8ビットのデータを送ります。送るデータは1バイトのASCIIコードなので特に変換等は必要ありません。コンパイラの文字コードがShift-JIS系であれば半角カナも1バイトなので液晶モジュール側が対応していれば半角カナも表示できます。

簡単な説明になりましたが、ここに記載しているものをコード化したものがこちらにおいてあります。関数リファレンス等も作成していますので、あわせてご確認ください。