(2020.4.9 作成)
1602などで知らており、ほぼデファクトスタンダードになっている右の液晶ですが、電圧が5Vなので3.3V系のマイコンでは少し使いづらいです。
そこでここではこの液晶を3.3Vで動かす方法を紹介したいと思います。といっても実際にやる内容はこちらのサイトで紹介されている内容そのままなんですけどね。。。
さてこの液晶の3.3V駆動ですが、バックライトについては何もせずとも3.3Vで光るようです。よって問題は液晶部分なのですが、液晶は電界がかかっていれば動きます。そこで0~5Vの電圧をかけているところに負電源を用いて、-3~3Vの電圧を電圧をかけることで液晶を動かしてやろうということになります。
このため負電源を作成するICを設置しなければならないのですが、素晴らしいことに既にそのパターンが基板に作りこまれている液晶モジュールがあります。この下の画像のキャラクタ液晶がその基板なのですが、このU3部分にスイッチドキャパシタICを置き、C1/C2にコンデンサを設置すればそれだけで3.3V駆動が達成できます。
なので新たにキャラクタLCDを購入される際は将来の3.3V駆動を見据えてこのようなタイプのモジュールを購入されることをお勧めします。
さて手持ちの液晶が上の写真のようなものであれば変更するのは以下の3点だけです。
だけです。U3につけるスイッチドキャパシタは7660という品番のものでいくつかのメーカーから類似品が販売されています。
例えばICL7660, L7660, MAX660などという名前でAliexpressで検索すると10個100円ぐらいで購入することができます。
こうやって部品をそろえてエィエィ!とはんだ付けしてみたのが右の写真です。
管理人は結構な中年おじさんなのですが、裸眼でそこそこきれいにはんだ付けできました。昔ははんだ付けにビビッていたんですが、最近はこれぐらいなら楽しいと思えるようになってきました。
さて、こうやって作成した液晶ですが、無事に3.3Vで動くことが確認できました。このページの一番上の画像が実際に3.3Vで動いた画像です。ちょっと色が薄いような気もしますが、写真の写りだけですかね?
これでわざわざ5V電源を用意する必要がなくなりました。やってみると意外と簡単なので、ぜひやってみてください。